【Anker】Eufy X10 Pro Omniは買いなのか?【ロボット掃除機】

Ankerの新型ロボット掃除機が発売

【時短】Eufy Clean X8 Proを2か月使った感想【レビュー】

私がブラックフライデーで購入したX8 Pro with Self-Empty Station。こちらも2023年11月に発売されたばかりなのだけど、さらに上位モデルとなるEufy X10 Pro Omniが新発売。

X8 Proの使用感には満足しており、購入したばかりで買い替えするつもりも無いのだけど、Eufyのハイエンドモデルということもあって、どんな機能が搭載されているのかチェックがてらご紹介。

Eufy X10 Pro Omniは機能全部入り

Eufy X10 Pro OmniはAnkerのロボット掃除機では最新かつハイエンドの位置付けとなっている。ということで機能も満載なのだけど、お値段もそれに伴いハイエンド。

ちなみに今までのハイエンドモデルはX8 ProX9 Proで、どちらも強みが異なるモデルだったのだけど、Eufy X10 Pro Omniはその2台を合体させたような感じ。

2台からどのような機能を引き継いでいるのか、それぞれ解説していく。

X8 Proから引き継いだ機能(掃除特化)

まずはX8 Proから引き継いだ機能から。

吸引力8000Pa

Eufy Clean X8 Pro“Anker史上最強の吸引力”を謳っているモデルで、吸引力は4000Pa×2の合計 8000Pa。X10 ProもX8と同じの8000Paとなっている。

商品説明だと“カーペットに絡み付いた髪の毛やペットの毛、ホコリなども全て吸い込む圧倒的な吸引力”となっており、X10 ProもX8と同じ8000Paとなっている。

X10 ProX8 ProX9 ProG40
吸引力(最大) 8000Pa 4000Pa×2
(計8000Pa
5500Pa2500Pa
※Hybrid や +モデルも同数値

毛絡み除去システム

引用元:Eufy X10 Pro Omni商品ページ

毛絡み除去システムX8 Proで初めて搭載された機能。掃除終了時に回転ブラシが前後に回転し、ブラシに内蔵された櫛が絡まった毛をスムーズにほぐすことで、毛の絡みを取り除く仕組み。

自動ゴミ収集機能

最後に自動ゴミ収集機能。X8 Proは2モデルあり、自動ゴミ収集ステーションの有無を選択できたのだけど、X10 Proは1モデルのみ。

X9 Proから引き継いだ機能(水拭き特化)

続いてX9 Proの機能。X9 Proは水拭き機能に強みがあるのだけど、X10 Proにもそれら全ての機能が搭載されている。

各機能を説明していくと、

回転加圧(1kg)式モップ ⇒ モップに1Kgの圧力を加え、毎分180回の高速回転で汚れを徹底的に拭き取る。

モップリフト ⇒ カーペットを感知するとモップに12mm持ち上げ、カーペットを濡らさずに掃除可能。

モップ自動洗浄&乾燥システム ⇒ 自動洗浄ステーションで洗浄から温風乾燥まで全て自動で完了

これらは全て水拭きに関する機能となっている。

障害物回避AIカメラ

Anker独自のAI.See システムを搭載し、掃除中に床に残されたケーブルやスリッパ等の形状を高精度に認識し、これまでロボット掃除機が見逃していた小さな障害物も正確に回避可能。

引用元:Eufy X10 Pro Omni商品ページ

水拭き機能いる?

Eufy X10 Pro Omniが、X8 Proの掃除機能とX9 Proの水拭き機能を引き継いでいるのは上述のとおりなのだけど、一度考えていただきたいのが、そもそも水拭きってそんなに頻繁に行う?という点。

私の一人暮らしのとき、水拭きする頻度はせいぜい2か月に1回くらいだった。さらに調べてみると、フローリングの場合は毎日の水拭きは逆にNG(ワックスが落ちたり、水分が染み込んで痛むため)で、月1回程度が推奨されている。何なら2,3か月に1回でもOK。

ちなみにレビュー記事にも書いているのだけど、X8 Proの掃除のみで水拭き不要なほど床のツルツル感が凄い。水拭き不要なレベル。

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X8 Proでも水拭きはできる

Eufy X10 Pro Omni(X9 Proも)の水拭き機能は確かに高性能ではあるんだけど、果たしてそこまでの機能は必要なのかは、購入前にしっかりと考えておくべき。

ちなみにX8 Proやその他のモデルにも、水拭き機能自体は搭載している。ちょっと手間なので私は未だに使っていないけど、2か月に1回程度ならモップ自動洗浄&乾燥システムみたいな豪華な機能は必要ないかもしれない。

ステーションの大きさも重要

X10 Pro OminiやX9 Proはモップ自動洗浄&乾燥システムを搭載しており、充電ステーションのサイズが大きくなっている。これはX8 Proの自動ゴミ収集機能に関しても同じことが言えるのだけど、充電ステーションが大きいと設置場所が限られるというデメリットがある。

ちなみにX8 Pro自動ゴミ収集無しの充電ステーションはこんな感じ。

Eufy Clean X8 Pro(自動ゴミ収集無しVer)

ロボット掃除機本体とほぼ高さが同じで、高さが低いのでベッドや家具の下のスペースに置くことも可能。少なくともX10 ProX9 Proよりも、設置場所の選択肢が多くなる。

主要モデルの充電ステーションサイズをまとめてみた。

X10 ProX9 ProX8 Pro
自動ゴミ収集
ステーション
X8 Pro
充電ステーション
サイズ
 幅:36.6
奥行:48.0
高さ:46.0
幅:42.2
奥行:41.6
高さ:44.3
幅:19.5
奥行:15.5
高さ:38.4
幅:13.6
奥行:16.0
高さ:8.2
単位:cm

ベッドや家具の下のスペースに置けない場合、ロボット掃除機のためだけにスペースを使わなければいけなくなる。1Kや1Rだとこのスペース確保が大変だったり、そもそも部屋の大きさに対して機能が豪華すぎるとも思われるので、X8 Proのようなシンプルなロボット掃除機を選ぶのがおすすめ。

今のEufyは4モデルから選べばだいたいOK

2024年3月現在、Eufyは多数のモデルが存在していて、どのモデルを買えば良いのか迷ってしまいがちだと思うのだけど、ほとんどの方は以下の4つから選べば間違いなし。

Eufyの型番についてはコチラの記事で解説してます。

オススメな人
X10 Pro Omni高性能な水拭き機能も欲しい人
X8 Pro with
Self-Empty Station
自動ゴミ収集機能が欲しい
水拭きはたまに
X8 Pro自動ゴミ収集機能は不要
水拭きはたまに
G30 hybrid低価格なロボット掃除機が欲しい人

上記4種類に限定した理由を解説していくと、

X10 Pro Omni

比較対象はX9 Pro。X9 Proは定価だとX10 Proより高いため、買う必要はほぼ無し。現状はセールやクーポン適用で、まだX10 Proよりは安く購入可能だけど、そのうちX10 Proもセール対象になってくるはず。

とにかく機能全部入りの高性能なロボット掃除機が欲しい人はコレ。

X8 Pro with Self-Empty Station(X8 Pro)

比較対象はL35。L35はX8 Proの下位互換。価格差もそこまで無いのでX8 Proで問題無し。

水拭きはそこまで重視していない人であれば、X8 ProでOK。あとは自動ゴミ収集ステーションの有無を選択。

G30 hybrid

比較対象はG40。G40とG30はマッピング機能無し(ランダム走行ではない)の低スペックモデルではあるのだけど、1Kや1Rであれば必要十分。吸引力程度しか違いも無いので、少しでも安く買いたい人はG30を選ぶと。別にG40でも問題は無い。

X10 Pro OmniX8 ProX9 ProL35G40G3015C
X8 Pro with
Self-Empty Station
X8 ProX9 Pro with
Auto-Clean Station
L35 Hybrid+L35 HybridG40 Hybrid+G40 HybirdG40+G40G30 HybridG3015C
吸引力 (最大)8000Pa4000Pa × 24000Pa × 25500Pa3200Pa3200Pa2500Pa2500Pa2500Pa2500Pa2000Pa2000Pa1300Pa
毛がらみ除去
水拭き
モップ回転加圧 (1kg) 式
モップリフト:12mm
自動洗浄 & 乾燥
通常通常回転加圧 (1kg) 式
モップリフト:12mm
自動洗浄 & 乾燥
通常通常通常通常通常
自動ゴミ収集
システム
ナビゲーション
システム
レーザーレーザーレーザーレーザーレーザーレーザージャイロジャイロジャイロジャイロジャイロジャイロバウンス
障害物回避AIカメラ
保存可能マップ数555533
進入禁止エリアアプリで設定可能アプリで設定可能アプリで設定可能アプリで設定可能アプリで設定可能アプリで設定可能境界線テープ境界線テープ境界線テープ
マッピング機能

Eufyは他社製品と比べると割安

Eufy X10 Pro OmniはAnkerのロボット掃除機のハイエンドモデルとなっており、価格は定価で¥99,990(税込)。ロボット掃除機では高価な部類になるのだけど、実は他社のハイエンドモデルと比較するとかなり低めの値段設定となっている。

iRobot(アイロボット) ルンバ

まずは”ロボット掃除機といえば”な、iRobotの「ルンバ」。

ハイエンドモデルはRoomba Combo ™️ j9+で、定価価格は¥199,800(税込)

ECOVACS(エコバックス) DEEBOT

お次はエコバックスの「DEEBOT」。ロボット掃除機ではルンバに次ぐ世界2位のシェアを持っている。

ハイエンドモデルはDEEBOT X2 OMNIで、定価価格は¥239,800(税込)

Eufyも含め、セール価格やクーポンが用意されていることがほとんどなので、定価での比較はあまり意味が無いかもしれないが、ハイエンドモデルの中ではEufy X10 Pro Omniはお得な部類にあたると思う。

最近のロボット掃除機、特にハイエンドモデルは機能も豪華になりつつあって、ついつい上のグレードを選んでしまいがちなのだけど、実は多くの人にとって過剰すぎる機能かもしれない。

掃除の自動化だけでも大きく生活が変わるレベルなので、多機能にこだわらず自身の部屋や生活にあったロボット掃除機を選んでいきましょう。