※REALFORCE GX1にアップデートが入りました。
アップデートに関する記事はコチラ↓
【打鍵音レビュー】REALFORCCE GX1が神アプデで最強に!?【動画あり】今回は久々にPCデバイスについて。といっても、まだ購入はしていないのだけれども、REALFORCEの新作ゲーミングキーボード”GX1”がめちゃくちゃ良さそうなのでご紹介。
(今使っているREALFORCE RGBも10年使うつもりで買ったんだけど、たぶん買い替える…。)
東プレ REALFORCE RGB TKL/ R2TLA-JP4G-BK【使用感レビュー】REALFORCE GX1の特徴
- APC からさらに進化した“Dual-APC“
- 東プレ独自のキースイッチ機構「静電容量無接点方式」
- 静音スイッチ搭載
- LED バックライトのカスタマイズ
- 堅牢さと安定感を併せ持ったスチールフレーム
- フローティングデザイン採用
- 2つのキー荷重(30g・45g)
GX1に限らず、REALFORCEのキーボードの一番の特徴は、静電容量無接点方式のスイッチを採用していること。これは従来のメカニカルスイッチとは異なり、静電容量を利用してキーを押下する方式で、タッチ感が非常に良く、静音性が高く打鍵音が少ないという特徴もある。さらに、キーストロークの深さが浅いため、疲れにくく、長時間の作業にも適している。
また、静電容量無接点方式のキーボードは一般的なメカニカル式と違い、物理的な接点を持たないため接点部分が摩耗することがなく、壊れにくいと言われている。
快適な打鍵感&耐久性が特徴の静電容量無接点方式だが、その分価格は高くなりがち。
・タッチが良く、打鍵音が静か〇
・疲れにくい〇
・壊れにくい◎
・価格は高め×
打鍵感や疲れにくさは個人の感じ方次第であるものの、耐久性の高さは誰にとっても嬉しいポイント。特に価格の高い製品ならなおさら。
帰省ついでに秋葉寄ってRealForceの新作GX1を試し打ちしてきた
— える (@yellaleL) March 18, 2023
RGBより打鍵音が抑えられててスコスコ感も◎
Dual-APCも良さそうだし、買い替えか…🤤#REALFORCE pic.twitter.com/vWfor9q5u8
今回のGX1には、静音スイッチが搭載。実際に試し打ちしてみた感想としては、RGBモデルのような少しカチャつく打鍵音は無くなり、スコスコとした感じになった。
REALFORCE GX1 製品ページ
好みもあると思うが、打鍵感としては圧倒的にGX1の方が良い印象。打鍵音が静かなので、ゲームプレイでのVC(ボイスチャット)や配信でも、マイクで音を拾ってしまって会話の妨げになりづらい。
REALFORCE GX1 製品ページ
最近、他社のゲーミングキーボードで良く採用されているフローティングデザイン。REALFORCEではGX1で初採用。見た目は好き嫌いがあるとして、フローティングデザインの1番のメリットは掃除のしやすさだと思う。従来のキーボードと比べ、天板上とキーの間に隙間ができるので、エアダスターなどを使って簡単に掃除ができる。
ホコリやゴミは見た目を損なうだけでなく、機器の故障の原因にも繋がるので、常に綺麗な状態を保ちやすいフローティングデザインは、見た目だけでなく機能的にも◎
APC機能自体は他社のゲーミングキーボードにも搭載されているが、GX1には新しいAPC機能である、ダイナミックモードが搭載。(以下、引用)
キースイッチのアクチュエーションポイントをカスタマイズできる APC(アクチュエーション・ポイント・チェンジャー)機能を進化させた、 「Dual-APC」機能を新搭載。新機能の「ダイナミックモード」では、キーストロークにおけるオン位置・オフ位置(リリースポイント)を指の動きに合わせてリアルタイムに可変させることで、ゲームへの高速入力を実現します。安定したプレイを求めるキーには、リリースポイントが動かない「ノーマルモード」も設定でき、両モードともに4段階(0.8mm、1.5mm、2.2mm、3.0mm)のオン位置(アクチュエーションポイント)を設定できます。
引用元:REALFORCE GX1 製品ページ
実際ゲームにどこまで影響出るのかは、プレイしてみないと分かりにくい部分ではあるものの、公式の説明どおりであれば、より細かく、高速にボタンを押すことができるようになる。
FPSなど瞬時の判断が必要なゲームで、有利に働くかも?
通常時は安定したタイピングができるように、ダイナミックモードをOFF。ゲーム中のみON、という運用も良さそう。
専用のソフトウェア「REALFORCE CONNECT」をインストールすることで、以前のようにキー毎にAPCの段階を変えたり、ダイナミックモードの設定も可能。
REALFORCE RGBモデルとの比較
GX1の前に発売されたREALFORCE初のゲーミングキーボード、RGBモデルと機能面での比較をしてみた。
REALFORCE GX1 | REALFORCE RGB | |
---|---|---|
APC機能 | 4段階 (0.8mm,1.5mm,2.2mm,3.0mm) | 3段階 (1.5mm,2.2mm,3.0mm) |
Dual-APC機能 | ✔ | – |
バックライト | 1,680万色 | 1,680万色 |
静音スイッチ | ✔ | – |
スイッチ方式 | 静電容量無接点方式 | 静電容量無接点方式 |
スイッチ寿命 | 1億回以上 | 5,000万回以上 |
重量 | 1.3kg | 1.1kg |
サイズ | 143.1mm x 365mm x 38.2mm | 142mm x 369mm x 39mm |
キー荷重 | 30g / 45g | 30g / 45g |
機能的な一番の違いはDual-APC機能だと思うが、通常のAPC機能でも0.8mmが追加され、より高速入力が可能となっている。
REALFORCE GX1が向かない人
高機能で見た目も美しいGX1だが、それでもおススメできない場合もある。
こればっかりは好みがあると思うので、どうしてもフローティングキーボードの見た目、使い心地が苦手という人は同じREALFORCEのR3Sが。
見た目以外の違いとしては、RGBバックライトとDual-APC機能が無い程度。価格はGX1よりも10,000円程度安く買える。
REALFORCE GX1は有線のみのラインナップとなっている。(2023年4月現在)
もっとも、ゲーミング用途であれば無線より安定する有線の使用をおすすめしたいが、ワイヤレスのスッキリ感も捨てがたい。(ちなみにマウスは圧倒的に無線派)
無線のゲーミングキーボードを購入するなら、個人的に以下がおススメ。
Logicool GのハイエンドキーボードG913 TKL。
LIGHTSPEEDという独自の接続方式で超低遅延を実現。何より見た目がカッコいい。欲しい。
ハイエンドだけあって価格はお高め。でも買って後悔することもおそらく少ない。予算ある方は検討しても良いかも。
RAZERのBlackWidow V3 Mini HyperSpeed 。
従来比 65% サイズのワイヤレスゲーミングキーボード。
こちらもRazer独自の接続方式Razer HyperSpeedを搭載。優れたワイヤレス性能で快適なゲームプレイを楽しんだり、Bluetooth に切り替えて最大 3台のデバイスに接続したり、1つのスイッチでこれらをシームレスに切り替えが可能。
GX1はスチールフレーム採用で重量もあり、有線なこともあって、持ち運びで使うには不便かもしれない。出先で使いたい場合や、自宅と会社で兼用にする場合は、無線のキーボードを選んだ方がストレスが無さそう。
REALFORCEでは唯一、REALFORCE R3キーボードが無線対応。唯一ではあるが、キー配列(日本語・英語・Mac)、キー荷重(30g・45g)の選択肢があり、バリエーションは豊富。
R3キーボードに関しては、カラーパネルやキーキャップのアクセサリもあり、オリジナルのカスタマイズが可能。
結論:こんな人におすすめ
- ゲームだけでなく日常での使用も多い
- 打鍵感が好き(スコスコ)
- 高くても長く使える物が良い
ゲーミングキーボードとしての機能だけで言えば、APCなどもっと細かく設定できたり、遅延が少ないキーボードは他にもある。
しかしゲーミング用途に加え、打鍵感の快適さや耐久性といった面で優れているため、日常や仕事でもハードに使う方には十分選択肢の一つになるかと思う。
キーボードとしては高級な部類であり、打鍵感など実際に試してみないと分からない部分もあるため、一度店頭で試してから、是非自身に合った良いキーボードを選んでみてほしいです。