※「交換作業は自己責任」です。作業で生じたいかなる事故やケガ、トラブルなど責任は持てません。
OMEN 45Lの電源ユニットファンから異音が…
日本HPのOMEN45Lを購入してまだ1年半なのだけど、電源ファンから異音がするようになってしまった。
特にゲーム中や動画書き出し中の負荷が掛かるときの音が大きいのだけど、何もしていないときでも常に”ジリジリ”とした嫌な音がしていて非常にストレス。
何よりファンが故障して止まると、電源ユニット自体の故障にも繋がってしまうので、速やかに修理や交換することが大事。
ということで、慣れないながらも電源ユニットのファン交換に挑戦してみたのでご紹介。
OMEN 45L の電源ファン取り外し手順
ファンは下側についているので、裏返してネジを外していく。
画像では7本ですが、反対側の側面にももう1本ネジがあります。
ケーブルは意外と短いので、カバーを思いきり開けないよう注意。
元々付いているファン【YateLoon製 D12SH-12】
元々電源ユニットについていたファンは、YateLoonというメーカーのD12SH-12。Amazonで探しても同一品はなく、中華製の互換性ありの安物しか出てこない。
これでも良かったのだけど、またすぐ異音がしたりも嫌なので、多少高くても耐久性ありそうなファンを探してみた。
が、元々付いているD12SH-12のコネクタがどうも特殊なようで、同じ形状のコネクタが使われているファンが見当たらない。(D12SH-12のコネクタは2ピンで電源ユニットのボードに接続されている。)
ということで、同程度のスペックの3ピンファンを購入した。
パターン①D12SH-12のコネクタを移植【失敗】
※この方法ではファンが回りませんでした。
様々なブログを調べまわって、D12SH-12と同等スペックであるX-FAN 120mm RDH1225Bに交換していた方がいたので、真似して購入。日本製の2ボールベアリング採用で耐久性が良いとのこと。
D12SH-12が2ピンに対し、X-FAN RDH1225Bは3ピンとなっているけど、回転数確認用のケーブルは使わず電源の2線だけを使うパターンで乗せ換える。新しいファンのコネクタは使えないので、ケーブルを切ってD12SH-12のコネクタ部を移植。
私は、はんだ&熱収縮チューブの組み合わせで結線しました。
写真ではコネクタ外してますが、付けたままでもOK。
コネクタを付けて完成。
私の電源ユニットだとX-FAN RDH1225Bと相性が悪いようで、ファンが回らず。おそらく低負荷だとダメっぽい?
負荷が掛かったり、他のファンであればもしかしたら回るかもしれませんが、参考までに。
パターン②ケースファンから2股で分岐させる【成功】
パターン①がダメだったので次の案として、マザーボードのファン端子につなぐパターン。
ただしマザーボードのファン端子に空きが無いため、現在使っている端子を2股コネクタで拡張し、既存のケースファンと並列で接続させる方法。
購入したのはこちらのケーブル。(4ピン端子を3つ分岐)
分岐のうち2本はピンが3つしかなく、4ピン以外のファンを繋ぐと常時フル回転する仕様。(4ピンを繋ぐと、メインの4ピンファンと連動した制御になります。)
試しに最初に購入したX-FAN RDH1225B(2400rpm)を繋いでみると、爆音&爆風で使えそうになかったので低速バージョンのX-FAN RDL1225B(1200rpm)を新たに購入。
高負荷の場合は分からないけど、通常時ている風量はD12SH-12(YateLoon)よりも少し多い程度で良い感じ。
私はPC前面のケース吸気ファンのうち1個から分岐させてます。
電源ファンを4ピンのものにしていれば、電源ファン側でもOK。
4ピン接続したファンは回転数のモニタリングや制御が可能。
交換作業は以上で終了。
電源を入れると無事にファンが回ることを確認。最初に付いていたD12SH-12(YateLoon)よりも風量は少し強めで、静音性も全く問題無し。
私は分岐の4ピン側にケースファンをそのまま取り付けたのだけど、電源ファンの方が重要だと思うので、4ピン対応のファンにしても良かったかも?
問題は常に回転数が変わらないという点。前のファンであれば温度が上がると風量が増えていたかもしれないので、夏場や動画書き出し時の排気温度は注意が必要そう。
とりあえず無事に動いてくれて良かった。これからファン交換やってみようという方に少しでも参考になれば幸いです。