ついにPRO X SUPERLIGHTの後継機が発売
Logicool Gが誇る最軽量ゲーミングマウスPRO X SUPERLIGHT
一般ユーザーはもちろん、ApexLegendsやVALORANTをはじめとした、FPSゲームの競技シーンでも使われている、非常に人気のマウス。
そんなPRO X SUPERLIGHTの後継機がついに発売。発売日は2023年10月13日予定。(前モデルは2020年12月だったので、およそ3年ぶり)
新旧の性能比較
PRO X SUPERLIGHT 2 | PRO X SUPERLIGHT | |
重量 | 60g | 63g(未満) |
センサー | HERO 2 | HERO 25K |
解像度 | 100~32,000 DPI | 100~25,600 DPI |
最大速度 | 500 IPS | 400 IPS |
最大レポートレート | 0.5ms(2000Hz) | 1ms(1000Hz) |
連続動作 | 95時間 | 70時間 |
USBタイプ | USB-C | microUSB |
共通仕様 | サイズ:縦: 125.0mm×横: 63.5mm×高さ: 40.0mm ボタン:5個(サイドボタン2個) | |
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サイズ・形状は元のPRO X SUPERLIGHTのまま変更無しということで、今まで使用していた方なら違和感なく移行することができる。
重量は63g未満→60gへ軽量化。”SUPERLIGHT“というだけあって、発売当初はその軽さが話題となったが、現在はさらに軽量なマウスも多数存在している。
PRO X SUPERLIGHT 2には、LIGHTFORCEスイッチを採用。
これはG502Xに初めて採用された、メカニカルスイッチのクリック感&光学式スイッチの高速かつ正確なクリックを実現したハイブリッドスイッチ。
G502Xのレビューを見たところ、LIGHTFORCEスイッチに関する高評価が見られたので、気になる方は店頭でG502Xのクリック感を試してみると良いかも。
充電ポートはmicroUSBからUSB-Cへ変更された。
マウスに限らず、今後はほぼ全てのデバイス類がUSB-Cに統一されていくことだと思うし、ケーブルが減らせることにも繋がるので、ここは良い変更点。
ただし私もそうだけど、POWERPLAYを始めとしたワイヤレス充電環境があるユーザーは、そもそもUSBポートでの充電を行わない。
そのため良い変更ではあるものの、恩恵は特になし。
ちなみPOWERPLAYはめちゃくちゃ快適。Logicool Gの対象マウスを使っている方におすすめ。
ただ少し気になってきたのが、交換用マウスパッドの選択肢が少ない点。今後充電スタンドへ変更するかも。
POWERPLAYじゃなくても、ワイヤレスマウス×ワイヤレス充電の組み合わせは素晴らしく楽なので、是非お試しを。
詳しくはコチラの記事で↓↓↓
充電スタンドのおすすめはコチラ↓↓↓
引用元:Logicool G 製品ページ
マウス本体のサイズ・形状は変更なかったが、マウスソールはU字部分が変更になった。
今までのものはソールは形状が合わなくなるので注意。
私がPRO X SUPERLIGHTで使用しているマウスソールはEsportTiger製
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センサーの性能は向上したが…
PRO X SUPERLIGHT 2はHERO 25KからHERO 2というセンサーへ変更された。
センサー変更に伴い、以下の2点が向上。
- 解像度:100~25,600DPI → 100~32,000 DPI
- 最大速度:400IPS → 500IPS
数値が向上し性能が良くなっているのは間違いないのだが、実際この2つがゲームのプレイにどの程度影響するのかを調べてみる。
そもそもDPIとはマウスセンサーの感度を表す単位で、1インチあたりのカーソルの移動距離を示している。
400DPIとすると、マウスを1インチ動かすとカーソルは400ドット分動く。
要はDPIが高いほど高感度(ハイセンシ)になるのだが、PRO X SUPERLIGHTの最大値である25,600DPIにしてみると、わずか数ミリ動かしただけで、フルHD(1920×1080)のモニターの端から端までカーソルが動いてしまう。
よって、基本的に10000以上のDPIは不要で、PRO X SUPERLIGHT 2の最大値である32,000DPIも、実際使うことはほぼ無い。
多くのプロゲーマーも、DPI 400~1600に設定している。
続いてIPSは、1秒間あたりに何インチまでの動きに対応できるかを表した指標となっている。
例として、100IPSであれば1秒間に約2.5m(1インチ=2.54cm)までマウスを動かしても、動きを正常に読み取ることができる。
PRO X SUPERLIGHTは400 IPSなので、1秒間に約10mとなる。
1秒間に約10mということは、
1 秒 : 10 m = 0.1 秒 : 1 m = 0.01秒:0.1 m (10cm)
となり、10cm動かすのに0.01秒までの速さなら認識できることになる。
動かしてみたら分かると思うが、IPSもPRO X SUPERLIGHTの時点で十分過ぎる性能であり、PRO X SUPERLIGHT 2の500 IPSは持て余してしまう。
結局DPI・IPSのどちらも性能は向上しているが、ゲームのプレイに関してはPRO X SUPERLIGHTと大差無いのではないかと思われる。
PRO X シリーズの最新機種
PRO X SUPERLIGHT 2だけでなく、他のデバイスのPRO Xシリーズもリニューアルが行われた。
予算に余裕があり、ゲームをがっつり楽しみたいという方は、このタイミングでLogicool GのPRO Xシリーズで揃えるのもありかも。
PRO X 2 LIGHTSPEED(ヘッドセット)は2023年7月20日に発売された。
私も最初の頃はG PROの有線タイプのヘッドセットを使用していたが、長時間使用しているとどうしても耳が痛くなってくるので、今はイヤホンを使用中。そのため購入予定は無し。
私はヘッドセット自体が合わなかったけど、音質はマイクも含めて満足していた。最新機種だけあって、さらに良くなっているのは間違いない。
- LIGHTSPEEDによる低遅延
- 一度の充電で最長50時間使用
- 最長30mの安定したワイヤレス接続範囲
- Blue VO!CEテクノロジーを採用した、着脱式ブームアーム上の6mm単一指向性マイク。
PRO X TKL(キーボード)はPRO X SUPERLIGHT 2と同日の、2023年10月13日発売予定。
私は東プレのREALFORCE GX1を愛用中なので、こちらも購入予定は無し。デザイン的にはG913 TKLの方が好き。
懸念点としては、FPSゲームでは必須となりつつあるラピッドトリガー機能がないこと。(ラピッドトリガー機能不要な方ならOK。)
発売後のアップデートの可能性もあるが、その可能性に賭けなくても、現状搭載されているキーボードを推しておきたい。
記事公開時点での、主なラピッドトリガー機能搭載のキーボードは↓↓↓
- Wooting 60HE
- 東プレ REALFORCE GX1
- RAZER HUNTSMAN MINI ANALOG
- SteelSeries Apex Pro シリーズ
- ZENAIM Keyboard
REALFORCE GX1に関する記事はコチラ↓↓↓
【打鍵音レビュー】REALFORCCE GX1が神アプデで最強に!?【動画あり】新規購入ならアリ、買い替えは微妙?
PRO X SUPERLIGHTはプロゲーマーも使用している、選んで間違いない製品である。
PRO X SUPERLIGHT 2は性能的には上位互換(価格以外)ということになるので、もちろん買って後悔することは少ないだろう。
ただし、性能の向上と買い替えのコストが見合わなく感じた。
あとはLIGHTFORCEスイッチの性能・押し心地が素晴らしいかどうか次第か。
プロゲーマーや配信者、ゲームでトップランクを目指すような方でなければ、急いで買い替える必要は無いというのが個人的な感想。
少なくとも私は今のPRO X SUPERLIGHTで満足しているし、壊れるまでは買い替えずに使い続けるつもり。
これから新しくゲーミングマウスを購入する、ちょうど壊れたので買い替えるという方には、少々価格は高いものの性能や使い勝手は間違いないので、ぜひ検討してみてください。