【地震対策にも】背の低い家具がおすすめな理由

一人暮らしを始めたのがもう15年前。家具の買い替えはそこまで多い方では無いと思うけど、それでも当初揃えた家具はほとんど無くなってしまった。

そんな中、家具を買い替えるときに意識していたポイントが、なるべく背の低い家具を買うことだった。当時は1Kで部屋も狭く、背の高い家具だと圧迫感があったのと、東日本大震災を経験して地震対策を意識するようになったことも一因であった。

実際使ってみると様々なメリットがあったので、背の低い家具を色々な観点からおすすめしていきたい。

低い家具を使う場合のメリット

背の低い家具を使うことで得られるメリットはコチラ↓↓↓

地震対策になる

背の高い家具は大きな地震の際に転倒するリスクがある。家具自体の破損はもちろん、家具の下敷きになってしまう可能性もある。家具の転倒防止など対策を行う必要もあるが、低めの家具であれば重心も低い位置にあるため、大きな地震があった際にも転倒しないで済むので、対策なども不要になる。

また、子供やペットが家具に触れることで転倒してしまうリスクも減らしてくれて安全性が高い。

部屋が広く感じる

部屋全体を背の低い家具で揃えることで、部屋の広さや解放感を感じることができる。特に1Kなどの狭い部屋や、天井が低めの部屋の場合でも、背の低い家具を使用することで圧迫感を減らし、広々とした雰囲気を作り出すことができる。

また、家具の高さが低いと視覚的に広くなるだけでなく、物を持って移動するときなどに家の中の動線を取りやすくなる。(狭くても歩きやすくなる。)

余計な物が減る、物が増えない

こちらは後述するデメリットの部分でもあるのだけど、背の低い家具は背の高い家具に比べ、単純にサイズが小さいので収納力で劣ってしまう。逆に言うとその分しか収納できなくなるため、背の低い家具で揃えるためには、ある程度ものを減らして厳選していく必要がある。収納が減れることで余計な物が減って、すっきりと快適な部屋作りが出来ていくようになる。

また、物を厳選していくと新しい物を増やす際も、本当に必要な物かどうかを考えるようになり、衝動買いを減らすことができる。

荒療治的な感じではあるけど、余計な物を減らしたい人は、家具のサイズを低く(小さく)していくことで、断捨離の癖をつけることが出来るかもしれない。

コストが下がる

意外と見過ごされがちなメリットとして、家具自体の価格が抑えられるという点がある。サイズのバリエーションがある家具の場合、当然ではあるけどサイズが小さい家具の方が価格が安くなる。

背の高い家具よりも背の低い家具、幅の広い家具よりも幅の狭い家具の方が安く買うことが出来る。そのためにも、物を必要以上に持たないことが大事になってくる。

低い家具を使う場合のデメリット

収納が減る

メリットのところでも書いたとおり、背の低い家具は単純にサイズ・容量が小さくなるので、背の高い家具に比べ収納力では劣ってしまう。家具のサイズを小さくすることで物が溢れてしまう方は、収納を増やすのではなく、まず物を減らしていくことから考えていくべき。

実は背の低い家具を使うことのデメリットは収納力が劣るくらいしかなく、メリットの方が多いと思っている。なので、何とか物を減らして、低い家具で済むような部屋づくりをしていくことがおすすめ。

物を減らすためにやること・考え方

背の低い家具は収納力に劣るため、1Kなど部屋が狭い場合は特に物を厳選していくことが重要になる。

フリマアプリを使う

ただ捨てるのはもったいないので、売れそうな物はまずフリマアプリでの売却を検討する。

私もメルカリを多用しており、おそらく総売上は40万以上。逆に言えばそれほど不要な物を買ってしまっていた、ということも言えるのだけど、不要な物を売ってお金が手に入り、その上で部屋もすっきり快適になっていくという良いこと尽くめ。

ただし、物を減らすスピード感は多少落ちる。大した値が付かないものであれば、とっとと捨ててしまってもOK。

1年使わなかった物は捨てる

基本的に1年間使わなかったものは、今後も使わない可能性が高いので思い切って捨てるべき。”いつか使うかも”の”いつか”はほとんど来ない。仮に使うときが来てしまっても、”その時に買えば良い”くらいの考え方でOK。

ただし防災用グッズであったり冠婚葬祭用の服など、使用頻度は少なくても残しておくべき物もある。

その他には頂き物や思い出の品、アーティストのグッズなども中々捨てられない人が多い。当時の思い出も大切ではあるけど「現在」の生活の方がより重要。普段ほとんど手に取らないような物は、写真データに残してから処分すれば思い出は無くならない。

1アイテムにつき1個にする

なるべく同じ用途の物を複数持たないようにすることで、家の中にある物を大きく減らすことが出来る。

YouTubeで共感したのがローランドさんのコチラの動画。

動画内では、靴の用途ごとに1足ずつしか持たない理由を話されているが、特に2個以上持つと1位と2位が生まれるという点は正にそのとおりで、それならお気に入りの1個を使い続けた方が良いと思っている。

他にも、ボールペン、ハサミといった文具品であったり、バッグ、キッチングッズなど、一家に1個あれば十分な物は結構多い

物を減らしていくと部屋がすっきりするだけでなく、次に物を買い足すときにも本当に必要かよく考えるようになる。

我が家の地震対策

背の低い家具を使用すると地震対策にも効果があるのだけど、我が家は他にもいくつか地震対策をしている。1月には能登半島地震もあり、あらためて対策の重要性を感じている人も多いと思うので、少しでも参考になれば。

モニターアームを使う

TVやPCモニターは、地震で転倒しやすい家電の筆頭とも言えるが、これを防止してくれるのがモニターアーム。他のアイテムでは耐震ジェルマットなどの製品を使っても地震対策にはなるのだけど、一度設置してしまうと移動させにくいというデメリットがある。

対してモニターアームは、地震対策となるだけでなく、位置も自由に調整可能。また、モニターのスタンドが無くなるためデスク周りがすっきりするなど、多数のメリットがある。

おすすめはエルゴトロンのモニターアーム。価格は少々高いけど、たぶん一生使えるし不要になってもメルカリ等で高く売れるので、迷っている方は思い切って買ってしまおう。

耐震テレビスタンドを使う

続いてはテレビの地震対策。テレビはPCモニターほど動かす必要がないため、コスト的にも耐震ジェルマットの使用も全然あり。

ただ私のおすすめは以前記事にもさせて頂いた、WALLのテレビスタンド。耐震性能も震度7をクリアしており、何よりテレビ台が無くすことができ、部屋を広く使えるという大きなメリットがある。

見た目もスタイリッシュで最高。テレビスタンドは多数のメーカーから発売されており、中でもWALLは高価な部類ではあるのだけど、見た目・耐震性・オプションの豊富さを考えると、WALL一択で良いレベル。

詳しくはコチラの記事を参照↓↓↓

EQUALS WALL V3ロータイプ テレビスタンド【レビュー】

余計な物を置かない

クローゼットや収納家具を活用し、居住空間に余計な物を置かないようにしている。

そのためにも、繰り返しではあるけど家全体での物の総量を減らして、収納しきっておくことが大事。

低い家具を使うために物を減らす

繰り返しにはなるけれど、低い家具を使いたいけど収納が足りないという方は、物を厳選して減らしていくことから始めるべき。物を減らしていく過程でフリマアプリを使用すれば、さらに自由に使えるお金も増えていく。

低い家具を使うことと、物を減らすことはどちらもメリットが多いので、どうしても”大きい家具を使いたい”というこだわりが無いのであれば、両方とも実践してみてはいかがでしょうか。