【楽天カード】プラチナプリファード改悪で乗り換え先を検討する【積立NISA】

今年申し込んだばかりのプラチナプリファードなのだけど、2024年3月22日に改悪が発表された。カードのデザインも気に入っていたし、積立ポイントやプリファードストアを始めとした高還元の恩恵が受けられなくなるのは残念。そして支払い先の変更も手間。

解約は間違いなくするとして、問題は次の乗り換え先。候補としているのは、同じ三井住友のゴールドNL、もしくは元々使っていた楽天カード。

積み立て還元5.0%→条件付3.0%の大改悪

プラチナプリファードの一番のメリットであったSBI証券での積み立て5.0%ポイント還元

月5万⇒月10万にクレカ積立額が増額されるタイミングで、どう変更されるか注目されていたのだけど、結果としては大改悪となってしまった。

変更前変更後
2024年10月10日(木)の積立設定締切分から
利用額条件なし5.0%年500万以上3.0%
年300万以上2.0%
年300万未満1.0%

この5%還元があるからこそプラチナプリファードを使っていたという人が多いと思うので、この改悪は致命的。

年間利用500万以上でやっと3%。というかほとんどの人は年間利用500万どころか300万も厳しいはず。しかもクレカ積立分は利用額に含まれないため、10万積立前提の場合、年間620万の利用となる。さすがに無理。

一応、年間500万以上の利用と月10万積立が可能な人なら、積立のポイント還元は年間36,000ポイントとなり、今までの上限30,000ポイントは超えられる。

9月までは10万積立でも5%還元

プラチナプリファードの改悪は、2024年10月10日(木)の積立設定締切分からとなるため、それまでの4~9月分の積立は5%還元が適用される。すでに10万積立は可能となっているので、10万積立の場合は5,000ポイントの還元となる。

月10万積立は正直厳しいけど、半年間だけなので何とか頑張って月10万捻出する予定。

検討①楽天カード

まずは元々使っていた楽天カード。様々な改悪が続いてプラチナプリファードへ乗り換えたのだけど、年会費も無料なので今も持ち続けており移行自体は簡単。

楽天カードの特徴はこちら。

楽天カードを使うメリットは、何といっても楽天市場のポイントアップ(SPU)。

楽天経済圏というワードは聞いたことがある人が多いと思うけど、楽天の各サービスを利用することで楽天市場のポイントがよりお得に貰えるようなる。楽天市場の支払いを楽天カードにするだけで、還元率が2%にアップするので、とりあえずでも作っておくのが◎

投信のポイント還元率比較

楽天証券のSPU条件(0.5倍)を達成するためには月30,000円以上の投資信託購入が必要で、楽天市場で頻繁に買い物をするのであれば、なるべく達成しておきたいところ。

また、楽天カードには無印・ゴールド・プレミアムの3種類があるのだけど、それぞれ投信の還元率が違っている。

月30,000円と上限である月100,000円で、どのカードがお得なのか比較してみた。

無印ゴールドプレミアム
還元率0.5%0.75%1.0%
年会費無料2,200円11,000円
積立額
月30,000円
150ポイント
(年1800ポイント)
年会費との差:+1,800
225ポイント
(年2,700ポイント)
年会費との差:+500
300ポイント
(年3,600ポイント)
年会費との差:-7,400
積立額
月100,000円
500ポイント
(年6,000ポイント)
年会費との差:+6,000
225ポイント
(年9,000ポイント)
年会費との差:+6,800
1,000ポイント
(年12,000ポイント)
年会費との差:+1,000

月30,000円までしか投資信託を購入しない場合、年会費無料の無印が一番お得という結果に。月100,000円購入できる場合は、ゴールドカードの選択肢もあり。

現状、楽天市場の利用ではカードによるSPUの差が無いため、プレミアムを選ぶ旨みはほぼ無いと言える。

検討②三井住友ゴールドNL

続いては三井住友のゴールドNL(ナンバーレス)。

こちらも人気のカードで、位置づけとしてはプラチナプリファードの下。ゴールドNLの特徴はこちら。

楽天カード(無印)と比較すると、通常利用でのポイント還元は0.5%と低いけど、クレカ積立のポイント還元は1.0%と高くなっている。

ゴールドNL楽天カード(無印)
還元率通常:0.5%
年間100万円ぴったり利用時:1.5%
1.0%
クレカ積立最大1.0%0.5%

年間利用100万で10,000ポイント追加

ゴールドNLは通常のポイント還元は0.5%と低いのだけど、年間利用100万で10,000ポイント還元という制度があり、ぴったり100万円使った場合のポイント還元は、

通常5,000 + ボーナス10,000 = 15,000ポイント

となる。これで還元率は1.5%。

ちなみにプラチナプリファードの場合、400万まで100万毎に10,000ポイント還元があるのだけど、ゴールドNLは100万円の1回のみ適用。100万以降は緩やかに還元率が下がっていく。そのため、ゴールドNLの場合は100万ぴったりのときが最も還元率が高いということになる。

とはいえ、100万未満の還元率が0.5%と一番低い状態なので、年間100万以上は利用したいところ。

年間利用100万円以上でクレカ積立1%

ゴールドNLは年間利用が100万以上あれば、クレカ積立でのポイント還元が1.0%となる。

楽天カード(無印)だと0.5%なので2倍もお得。そしてプラチナプリファード同様、ゴールドNLも年間利用額によってクレカ積立の還元率が変わってくる。

変更前変更後
2024年10月10日(木)の積立設定締切分から
利用額条件なし1.0%年100万以上1.0%
年10万以上0.75%
年10万未満付与無し

表を見てのとおりゴールドNLも改悪となっており、以前は利用額に関わらず1.0%だったのだけど、改悪後は上述のとおり年間100万利用で1.0%還元。

以前は積立専用としてゴールドNLを使っている人も多かったのだけど、年10万未満の利用だと積立でのポイントは全く付かなくなってしまったので、今後そのような使い方は不可能になる。

年間利用100万円が必須

追加10,000ポイントとクレカ積立の還元率のアップ、どちらにも条件となっていることから考えても、ゴールドNLのメリットを最大限生かすのであれば年間100万円の利用は必須と言える。

なおゴールドNLは年会費が5,500円掛かるのだけど、1回でも年間100万円を達成してしまえば永年無料となるため、ゴールドNLをメインで使う人にとっては実質無料のようなもの。

結論:楽天カード+ゴールドNLの併用

色々検討してみたけれど、結論としては楽天カード+三井住友ゴールドNLの併用でいく予定。

というのも、NISA口座をSBI証券で開設しているため、やはり積立はゴールドNLで行いたい。楽天証券で開設していたら楽天カード1本でも良かったかも。

楽天市場は、楽天ふるさと納税+お買い物マラソンの組み合わせがお得過ぎるので、楽天カードを作ったうえで絶対に利用するべき。

積立投資金額ごとの比較

楽天カード(無印)とゴールドNLのクレカ積立でのポイント還元を比較してみた。0.5%と1.0%なので単純に2倍ではあるのだけど、月の投資額をキリの良さそうなパターンで数値化した。

楽天カード(無印)ゴールドNL
還元率0.5%1.0%
月30,000円年1,800ポイント年3,600ポイント
月50,000円年3,000ポイント年6,000ポイント
月100,000円年6,000ポイント年12,000ポイント
楽天証券SPU(+0.5倍)楽天市場を年間30万利用の場合
1500ポイント

当たり前ではあるけど、投資額が増えれば増えるほどゴールドNLのポイント還元が増えていくので、投資額を多く設定できる人であればゴールドNLの方がお得。

ただし、楽天カードには楽天証券のSPU特典(+0.5倍)もあるので、それも加算する必要がある。私の場合、ふるさと納税込みで年間30万くらいの見込みで計算してみる。

楽天カード(無印)ゴールドNL
楽天証券SPU(+0.5倍)楽天市場を年間30万利用の場合
1500ポイント
月30,000円年1,800+1,500
3,300ポイント
年3,600ポイント
月50,000円年3,000+1,500
4,500ポイント
年6,000ポイント
月100,000円年6,000+1,500
7,500ポイント
年12,000ポイント

仮に楽天市場で年30万円分購入した場合のポイント還元は1,500ポイントとなるのだけど、合わせて月30,000円積み立てる場合でも、

積立1,800ポイント+SPU分1,500ポイント = 年3,300ポイント

これでもまだゴールドNLの3,600ポイントには届かない。もちろん楽天市場の購入金額が増えればSPUの効果は上がってくるので、条件は個人によって変わるけどゴールドNLで月30,000円の方がお得という結果に。

楽天カードはとりあえず作っておくべき

楽天カードは年会費無料で、楽天市場のポイントUPにも使えるので持っていて損は無い。なんなら作るだけで5,000ポイントが貰えるのでその時点でプラス。持ってない人はとりあえず1枚作っておくのがおすすめ。

繰り返しになるけど、特に楽天ふるさと納税+お買い物マラソンの組み合わせはお得過ぎる。

お買い物マラソン期間に、楽天ふるさと納税と合わせて日用品もまとめ買いすれば、ポイントもざくざく貰えてかつ、日々のお買い物の手間も減らすことが出来る。時間もお金も節約。

↓↓↓ふるさと納税や買い回りにおすすめな商品も過去記事で紹介しています↓↓↓